ラトル指揮 マーラー 交響曲第6番
ベルリン・フィルの自主レーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」の最新タイトルは、2018年6月19・20日に行われたサー・サイモン・ラトルのベルリン・フィル首席指揮者としての最後の定期演奏会(ライブ録音)です。曲目は、マーラー「交響 曲第6番」。同作は、ラトルが1987年11月にベルリン・フィルにデビューした時の演目でもあり、31年にわたる時の流れがここに円環を閉じます。
6月20日の最終演奏会は、16年間の任期を振り返っても、類例のないほど感動的なものとなりました。2CD+ブルーレイという仕様の今回のセットでは、この最後の演奏会をオーディオと映像で完全収録(さらにCD2には1987年のライブ録音も所収)。また、ブルーレイには『サイモン・ラトルとベルリン・フィル〜16年の軌跡』と題されたドキュメンタリー、ラトル自身による作品解説が収められています。ブルーレイには96kHz/24bitのハイレゾ音声が収録され、同時に192kHz/24bitの超高音質マスター音源ファイルも、ダウンロー ドできるコードが付されています。72ページにわたるブックレットには、数十点にわたるカラー写真が印刷され、過去16年の時の流れを走馬灯のように回顧。「ラトル時代」を総括し、それに別れを告げるアルバムとして、これ以上のものは考えにくい内容です。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル 指揮
マーラー
交響曲第6番
CD 1:2018年6月(ベルリン、フィルハーモニー)
CD 2:1987年11月(ベルリン、フィルハーモニー)
ボーナス映像(日本語字幕付き)
ドキュメンタリー『サー・ライモン・ラトルとベルリン・フィル〜
16年間の軌跡』(67分)
サー・サイモン・ラトルによる作品解説(10分)