アジア・ツアー2017~ライブ・フロム・サントリーホール SACD5枚+ブルーレイ・オーディオ&ビデオ1枚
サー・サイモン・ラトルの最後の来日公演(アジア・ツアー)は各地で大反響を呼びました。このエディションはベルリン・フィル自身が「第二の故郷」と呼んではばからないサントリーホールでの2公演を中心に構成されたもので、全体で3時間40分にわたる内容が5枚のSACDに収録されています。
2017年の来日公演は、ベルリン・フィルの初来日から60年という節目の年に行われました。CD冒頭のR・シュトラウスの《ドン・ファン》は、1957年のカラヤン指揮による初来日公演で取り上げられた演目です。計5枚のディスクには、ラトル時代の代表的なレパートリーといえるブラームスとストラヴィンスキーの作品から、美しい旋律にあふれたラフマニノフの交響曲第3番、チン・ウンスクの委嘱作品、さらにアンコールに至るまで2つの演奏会の内容が完全収録。また、ユジャ・ワン、チョ・ソンジンというアジア出身のスターピアニストが、バルトークとラヴェルの協奏曲を弾いているのも注目されます。ブルーレイにはアジア・ツアー(香港、武漢、ソウル)より同じ曲目の全曲映像が収録されており、ボーナス映像としてこのツアーの舞台裏を活写したドキュメンタリー(約30分)を併録されているのも魅力。ベルリン・フィル・レコーディングス特有の美麗ボックス&ブックレットには、ツアー中の写真をちりばめており、全体が「ツアーの思い出アルバム」的コンセプトとなっています。
内容
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル 指揮
チョ・ソンジン ピアノ
ユジャ・ワン ピアノ
R・シュトラウス
《ドン・ファン》
バルトーク
ピアノ協奏曲第2番
ブラームス
交響曲第4番ホ短調
ストラヴィンスキー
《ペトルーシュカ》(1947年改訂版)
チン・ウンスク
《コロス・コルドン》(財団法人ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団委嘱作品)
ラフマニノフ
交響曲第3番イ短調
ラヴェル
ピアノ協奏曲ト長調
録音:2017年11月、ベルリン・フィルハーモニーおよび東京、サントリーホール
ボーナス映像
ドキュメンタリー:「ツアー日記〜アジア・ツアーにおけるベルリン・フィル」
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