レーベルについて

ベルリン・フィルは、100年以上の録音史を誇っていますが、2014年のベルリン・フィル・レコーディングスの設立により、初めて自主制作に踏み切りました。その際パートリーの重点を占めるのは、交響曲、管弦楽作品のツィクルスです。これまでに、サー・サイモン・ラトルによるベートーヴェン、シューマン、シベリウスの交響曲全集のほか、ニコラウス・アーノンクールがシューベルトの交響曲、ミサ曲、オペラを指揮したエディションが発売されています。また重要なコンサートも取り上げられ、クラウディオ・アバドのベルリン・フィルでの最後の演奏会や、ピーター・セラーズ演出によるバッハの受難曲がリリースされています。

ベルリン・フィル・レコーディングスでは、通常のパッケージCDを越える商品を目標としています。多くのタイトルにはブルーレイが封入され、演奏会の映像が視聴できるほか、インタビュー等のボーナス映像も充実しています。また音声もCDのみならず、ハイレゾ・フォーマットによる高音質がお楽しみいただけます。さらに一部のタイトルは、LPとしてもリリース。装丁も、ハードカバー・ブック形式の豪華なものとなっています。こうした多彩な内容とデザインにより、ベルリン・フィルの演奏を、様々な側面から多角的にお楽しみいただけることを願っています。